candy cane
クリスマスによく見かける先の曲がった赤と白のツイストされた縞模様の細みのキャンディをご存じですか?
キャンディケインと呼ばれるそれは、アメリカを中心にこの季節に慣れ親しんだお菓子です。ケインは英語で「杖」を意味しています。
キャンディケインの成り立ちについては、多くの伝説や宗教的なストーリーがあります。
杖は「イエス」の「J」のような形をしており、赤と白のストライプはキリストの血と純粋さを表していると言われていたり、3 本の赤い縞模様は聖三位一体を象徴するとも言われたり。固いキャンディは岩の上にある教会の土台を表したり、ペパーミントフレーバーに関しては、旧約聖書で言及されているハーブであるヒソップの使用を表しているとも言われていますが残念ながら裏付ける歴史的証拠はありません。
ですが、17世紀にはその原形があったと言われています。当時のクリスマスツリーはクッキーや砂糖菓子、キャンディなどに食品をオーナメントにしていました。その頃のキャンディケインは真っ白でまっすぐな棒状のキャンディでした。
1670年に、ドイツのケルン大聖堂の聖歌隊長が、羊飼いの杖を表すために白いキャンディを初めて杖の形に曲げます。クリスマスのミサの最中にこども達にそのキャンディは配られていました。
クリスマスミサの際に聖職者がキャンディ・ケインを配る習慣は、最終的にヨーロッパ全土に広がります。1847 年アメリカのドイツ人移民が自宅のクリスマスツリーをキャンディケインで飾ったことで、アメリカにも広まっていきます。
その後50年ほどして、ストライプ模様のキャンディケインが登場しますが、誰が最初にそれを作ったのかは正確にはわかりません。
1900年以降にお菓子メーカーが、ペパーミントのフレーバーをキャンディケインに追加し始めています。
いずれにしても、その伝統や歴史は古く愛されて残っている文化でお菓子はもちろんクリスマスのモチーフとしても大変に人気があります。実際にお菓子をツリーに飾ることもありますが、さまざまな素材でオーナメントが作られています。クリスマスカンパニーでもガラスやファブリックなどで作られたキャンディケインは、どれもベストセラーです。
2022年のオリジナルスノードームの中にも、キャンディケインが入っています。
サヴィニャックサンタの周りをキャンディケインが囲んで、ワクワクするクリスマスを届けてくれるようなデザインになっていて、コレクターの方々にも好評です。
今年はキャンディケインモチーフをクリスマスに取り入れてみませんか?
スノードームのストーリーが過去の ブログ にあります。ぜひご覧ください。
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