product testing


毎年、爽やかな秋風を感じる頃に少しずつ海外の商品が入荷してきます。クリスマスカンパニーの直輸入商品は、主に航空機で運ばれてきます。

届いたらすぐに「検品」を行います。
一度に多数のメーカーからの荷受けはとても大変な作業なのですが、新しい商品を見ると
「よく頑張ってここまできたね」と、声をかけてあげたくなります。

検品の基本は良く見ること。
届いたものの数は合っているか、品番や色や種類は間違えていないか、全ての商品の確認をします。箱の中を開けて手に取って、ひとつづつ注意深く隅々まで商品として販売できるのかを見極めます。スタッフが届いて初めて見る商品もあり、ここで商品の特徴をより詳しく把握したり、動きを確認したりします。
残念ながら輸送中に破損するガラス製品や、部品が外れてしまっていたり、箱が潰れてしまうものもあります。

また、機械生産ではない手作りの商品はチェックをしてみると、一つ一つ個体差があります。基準の厳しい日本では完璧なものを求められることが多く、個体差をエラーだと捉えられることがあります。
サンタクロースのお顔の表情が一人ずつ違ったり、スノーマンの帽子の色が違ったり。メーカーに話しても「そうだった?違ったの?ごめんね〜、でも、ピンクも可愛いでしょ?」と言うぐあいです(笑)

私たちは彼女達から、それも選ぶ楽しさだと、学び思い出させてくれてつい微笑んでしまいます。

中には、日本のお客様の目には、いわゆる「不良品」と思ってしまう物も…。その場合は、メーカーに確認します。しかし、その返事の大半は、理解される事が少ないのが実情です。彼女達にとっては、多少の焼きむらや色むらがある事は、手作りだからね…と言ったところだと思います。

でも、その問い合わせを長年続けていくうちに、日本人の品物を選ぶ時の厳しさを知ってもらう事ができます。

口吹きのグラスオーナメントを例にご説明します。
ガラスでできた丸いボールのサイズが6cmとなっていても、口で拭くときの息の出し方、作業をする際の気候、職人さんたちの個性などの条件で、ぴったり同じ形が揃うわけではありません。
型に入れて膨らませるタイプのグラスモチーフオーナメントは、形こそ一定にできますが塗りはバラつきがあり、同じ形でも色の濃いものや薄いものもあります。これも、個性と私達は捉えてお客様にご紹介しています。
一方で、ドイツや周辺の国々では、職人の減少と伝統工芸品の後継者不足に悩まされています。去年、あるメーカーの社長と話した時には、「このマニュファクチャーな商品は、いつまで作り続けられるか…」とポツリと心のうちを話してくれました。

これは、いずれの国も抱えている問題です。
だからこそ、それらは人の手で作られた商品の大切な証であり味わいとしてご紹介していきたいと思っています。

多くのステップを経て確認ができたら、必要なものはラッピングをします。ひとつの箱にたくさんの数が入ったものを日本での適量に分けたり、お客様の手に取りやすいように透明な袋に入れたりします。この作業の中でスタッフも商品に対する愛情や個性をみつける事ができるのです。

ようやく店頭に並んだ時は、大事に育ててきた我が子が成長しスタートラインに立ったような気持ちになります。商品たちも、同じように堂々としているように見えます。商品達も「さぁ私達を、いつでも迎えに来て!」と言っているようです。

今年は入荷の遅れ等もありますが、クリスマスに向けて、続々と新商品が入荷しています。数量限定の商品もございます。ぜひ店頭で遠い国からやってきたオーナメントやグッズ達に逢いにいらしてください。