Ribbon Magic
リボンの歴史は古く、古代エジプト時代に髪の毛をまとめて飾った女性の壁画が描かれています。紐で結び目を作り魔除けのおまじないとして使われていたのが、リボンの起源であると考えられています。
中世ヨーロッパでは、洋服やアクセサリーをリボンで装飾するようになります。17世紀ごろから、男性の権威の象徴として洋服や靴、帽子などあらゆるものをリボンで飾りました。その後、マリーアントワネットに代表されるロココスタイルでは女性もリボンを多様し始めます。ドレスや装飾品はもちろん、髪飾りやジュエリーにもモチーフとして使い、「愛の絆を深める」とされ華やかに時代を彩りました。
もともとの「固く結ぶ」形状の魔除け効果に加えて、絆や縁を深めたり、豪華に演出することができる理由から、クリスマスには伝統的にリボンを飾ります。
プレゼントを送る際のリボンはもちろん、クリスマスカンパニーではクリスマスツリーのデコレーションとしてリボンをご紹介しています。
毎年のコンセプトに合わせてリボンも輸入しているので、専門店ならではのオーナメントと相性ピッタリのリボンをご提案できます。
またリボンを変えるだけで、今まで使っていた同じオーナメントがガラリと違う雰囲気になります。店頭では色、素材、太さなどの違う輸入リボンをおよそ600種類を1mからカット販売しています。
店頭のウインドウのツリーにはリボンが飾られています。
多くのお客様から「これはどうやって作るのですか?」という質問を受けます。実際に店頭でお作りすると、お客様のワクワクが伝わってきます。
「わあ!!魔法みたい!!」
と、こどもの頃のマジックを見たような反応をされることもあり、こちらまで楽しい気分になります。
「リボンは、可愛くなりすぎちゃうから…」と敬遠される方もいらっしゃいますが、リボンの素材や結び方により、イメージを変えることができますので、ぜひチャレンジしてください。
しっかり作られたリボンは、難しいように見えますが、慣れてしまえば上手に作ることができるようになります。
店頭ではお作りするリボンに必要なメーター数と簡単な作り方をお伝えしています。
今年は感染症対策により、混雑時の長時間には対面の接客が難しい状況がありますが、可能な限り「リボン」を通してお客様とコミュニケーションが取れるようにしています。また、お時間や手数料を頂きますがオーダーもお受けしています。
リボンは1種類だけでも素敵ですが、素材やデザインの違うリボンを2種類以上の組み合わせをすることで、その創造は無限に広がります。輸入しているリボンの発色は鮮やかで、デザインも特徴的なものを多く、ワイヤー入りやエッジにナイロン糸入りのリボンは、張りもあり、オリジナル性の高いデコレーションが完成します。
私は、ツリーデコレーションが何か物足りないと感じた時、それはリボンの素材やボリューム感が重要な要素と考えています。
リボンから生まれるその世界観や空気感そのものをとても大切にしています。
一緒に、リボンの魔法にかかってみませんか?