Egypt glass ornament 〜ガラスの歴史〜

 


ガラスのオーナメントはクリスマスカンパニーのオーナメントの中で、最も人気のデコレーションアイテムです。
ガラスの色、厚み、重さ、大きさなど様々で、国ごとに特徴があることをご存知ですか?
ドイツやチェコ、ポーランドのガラスのオーナメントについては今までもこのブログでお話ししましたが、今日はエジプトのガラスオーナメントについてご紹介します。

人類で最初にガラスを作ろうとしたのは「古代オリエント」と呼ばれている地方です。いつごろからガラスが作られ始めたのかは今も定かではありませんがエジプトやメソポタミアの遺跡でガラス玉が発掘されており、今から4500年前にはすでに作られたと考えられ、それらが世界最古と言われています。
ガラスは社会的な地位が高い人だけが手に入れることができ、ペンダントやお守りなどの製造に使われました。色のついたガラスはモザイクや置物などにも使われていました。
今のようにガラスが生活の必需品になるよりも前に、エジプト人は芸術や文化の中でガラスを最初に使用した人々であると考えられています。その後、ガラスを製品として加工する技術は発達し、紀元前15世紀ころから始まったガラスびんなどの容器の製造では、当時のエジプトは最も進んだガラス製造地帯であったと言われています。

中でも有名なものは、エジプトのガラスの香水入れでしょう。ガラスで作られた瓶は外からの刺激に強く密封性も高いため、現代でも薬品や食品の保管用としてガラスを越える素材は無いと言えます。
もともとガラスも香水も貴重で高価だったため、宗教的な行事を含む多くの場面で香水入れが使われ、それがだんだんと装飾化され進化してひとつの文化になったのは想像に難くありません。

クリスマスカンパニーでは、20年以上前からエジプトのガラスオーナメントを取り扱っています。ヨーロッパのオーナメントとは一味違った良さがあり、コレクションされている方も多くいらっしゃいます。
2023年は、種類やカラーを増やしてご紹介しています。
Unique 社は、名の通り“ユニーク”なアイデアでエジプトガラスのクリスマスの世界を追求しています。

ブローグラス職人達が手作業で作り上げるオーナメントは、少しずつ個体差があり表情が違います。ゴールド部分は24金を、プラチナム部分は白金を溶かし込み描かれており、風格ある輝きを放ちます。
ヨーロッパのものに比べると重厚感がありますが、当店で販売しているツリーの枝の幹の部分に飾る事は十分に可能です。
ツリー以外にも、オーナメントスタンドに飾ったり、窓辺に取り付けたりします。窓の前で冬の光を受けてキラキラとする様子は、華やかなクリスマスを演出してくれるでしょう。
奥深いエジプトガラス。いつかクリスマスカンパニーらしいオリジナルのオーナメントできたらいいな、と思っています。

 

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