Easter is the Christian celebration of the resurrection of Jesus.
春の訪れを告げる風や空気を感じる今日この頃、西郷山公園の早咲きの桜や目黒川のソメイヨシノも、ちらほらと咲き始め、春を早く感じています。
この季節は世界中でイースターのお祝いのムードが高まります。実は、キリスト教の国ではクリスマスよりもこのイースターを大事にしています。
イースターは、イエス・キリストが十字架にかけられ3日目に復活したことを祝う「復活祭」でキリスト教のメインのお祭りです。
日程はクリスマスのように決まっておらず、宗派や地域でも日が異なります。
また、ゲルマン神話に出てくる春の女神「エオストレ(Eostre)」がイースター(Easter) の語源になったとも言われています。
春分の日の後に来る最初の満月の次の日曜日となっていて毎年変動します。満月は実際の天文観測から得られたものではなく、キリスト教による計算上の満月が用いられています。
今年のヨーロッパの多くは4月9日、地域によって翌週の4月16日というところもあります。
ではイースターではどんな事をしてお祝いするのでしょうか?
キリスト教文化圏では、イースターの前の金曜日から当日を挟んだ月曜日までが4連休のお休みになる地域がほとんどです。
休暇中は教会のミサに参列したり、イースターのゲームをしたり、お祝いの料理を囲んだりと家族や友人とその時間を楽しみます。
イエス・キリストが断食した期間が40日の由来し、イースター前の40日間、肉や卵、乳製品、アルコールなどを禁じる断食の期間に入ります。イースター休暇はその解禁日となるため、肉や卵を使った料理やデザートを作り、お祝いをするのです。
その中でも卵はイースターのシンボルとなっています。
キリスト教はこの断食の期間に卵を食べることを禁止しましたが、ニワトリはその週の間も卵を産み続けます。様々なことが起きたと想像できます。そのためキリスト教はそれを「聖週間の卵」として特別に識別し、それがだんだんと広まり、卵の装飾をすることへと繋がっていったのでは、と言われています。
またイエスが墓からよみがえったように、卵は卵の殻から生まれる新しい命をイメージでき卵そのものが復活の象徴となったのです。
休暇中の金曜日に卵を調理して、復活祭の日曜日にい食べると、こどもを授かったり突然死を防ぐと考えられ、祝福した卵を食べるようになりました。
現在では、チョコレートで作られた卵を使ってイースターを楽しむようになってきました。
そしてもちろん!雑貨を楽しむことも忘れないで。
この時期はエッグオーナメントやうさぎなどのイースターモチーフの可愛いものがヨーロッパの街中で見られます。
卵を装飾する習慣は、実はイースターよりも非常に古く、アフリカで見つかった 60,000 年前のダチョウの卵に装飾された彫刻が施されています。卵のオーナメントを見るときになんとなく感じる懐かしさは、長い歴史の中の受け継がれた記憶なのかも、とロマンを感じますね。
他にもまだまだお話したい事がありますが、またの機会に。
クリスマスカンパニーでは、先日のドイツ出張で仕入れて来たエッグオーナメントや、雑貨が店頭に並んでいます。
毛糸で編まれたペルーのフェアトレード商品の子豚さんや指人形の心のこもった手仕事の雑貨達。ティンカンのポッポ時計は、「ポッポー」の鳴き声がなんとも癒されます。
「やっぱり、雑貨っていいなぁ」と、思わせてくれる可愛らしい商品達です。
ぜひ、お散歩がてら、代官山に遊びにいらっしゃいませんか?
クリスマスカンパニーは春も扉を開けてお待ちしております。