Christmas smile 〜クリスマススマイル〜

 


アドベントカレンダーの扉も残り少なくなってきました。一段と寒くなり、クリスマスまであと少しです。今年もお客様といろいろなお話ができ、かけがえのない時間を過ごすことができています。手前味噌になりますが、お客様に褒めていただくことが増えました。

「ここに来ると、ホッとするわ」
「他のお店となんか違うんだよね」

あたたかいお言葉をかけていただくお客様があってのことだと、感謝の気持ちでいっぱいです。
この時期にはクリスマスマーケットが開催され、デパートで期間限定でクリスマスグッズを扱うお店のイベントがあったり、ネットショッピングも増え続けています。SNSで拡大し続ける情報は企業だけに留まらず、多くの人たちが個人でクリスマスについて発信し続け、クリスマスを取り巻く環境が目まぐるしく変わっていきました。

私たちのお店が他と違うとするならば、「364日クリスマスイブ」というコンセプトを元に、人の手が生み出す素晴らしい商品を集めて紹介する、それを繰り返して来たから、だと思います。
世界中の多くのものの中から、日本のお客様に好まれるものを選ぶのは難しい事です。また、素敵でも高価すぎるものではご紹介できません。キラキラして見えるお店の裏側には、細かい点にまで気を配る必要がある検品や管理があり、一年中毎日まいにち、クリスマスの事を考えています。

「クリスマスカンパニーに来たら良いものがあるよね」
「いつか、クリスマスカンパニーのものをクリスマスに飾りたいよね」

と思っていただけるように、クリスマスにおけるその国の文化や、職人や作り手の哲学、会社の理念を尊重して、人と人との繋がりを大切にしていくことで、本当に価値のあるものを紹介できるようになり、ひとりでも多くの方に、その出会いを整えて伝えていけたらと思っています。また、ものに価値があるだけではなく、それを選んだことや、そこにまつわるクリスマスの思い出を引き出せるような、そんな役割を果たしていきたいです。


クリスマスカンパニーにお見えになる方は、みんな笑顔です。時にはちょっとだけおしゃべりにもなります。
美しいものを見ると自然に微笑み、可愛らしいものに触れると嬉しくなったり、このハッピーな気持ちを誰かと共有したくなったり。小さなお子様が好きなものを選ぶ様子を「気をつけてね」と優しくご家族で見守っていたり、それぞれの欲しいオーナメントを選びながら笑い合うカップルがいたり、コレクションするためにじっくり選びながらも思わず顔がほころんでいたり。
クリスマスショップにはそういうパワーがあるのだと思います。

一方で世界的にインフレーションが進む中、閉業してしまうメーカーや工房をたくさん見てきました。どんなに歴史があり、素晴らしいものでも作り手や販売者が生活できなければ、途絶えてしまいます。
願わくは、質の良いものに触れて模倣品や粗悪品を見抜いて欲しい。買う人だけでなく、作る人、売る人がひとりでも多くクリスマスを楽しめて、存続できるような、そんな自由な社会であることを望んでいます。
私たちも、まわりの変化に対応しながらクリスマスカンパニーを維持できるよう、また、笑顔で選んでいただけるようにさらに成長していきたいと思っています。

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